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昨年から通算すると私にとって6回目の参加となるSPA直入ライディングスクール。「初級・中級者のためのライディングスクール」からステップアップして、憧れのテクニカルスクール参加でした。
当日、天気は晴れ。絶好のサーキット日和となりそう・・・。
SPAの朝は早い。私が着いた頃には、既にほとんどの受講者が来ていて各自ピットでのマシンチェックや準備に余念がない。
開講式では、データ表というものを渡された。これは、カルテのようなもので各自の課題や、インストラクターからのアドバイス、サスのセッティングを変更した時の数値を記入する欄がある。
私が一番困った欄は、「今回のスクールでの目標タイム」という欄であった。とりあえず控え目に書いておいた。
午前中はAグループ(アベレージタイムが52秒以下の人)とBグループ(アベレージタイムが53秒以上の人)に分かれてのフリー走行、マンツーマン走行及びヘアピン立ち上がり付近に設置したビデオカメラ映像によるビデオレクチャーが行われた。初参加の私は迷わずBグループに手を上げた。
マンツーマン走行は、フリー走行の時間中に行われ、順番が回ってきたライダーにピットからサインボードに番号を表示して告知するのであるが、コースインした途端に気合先行、無我夢中で走ってしまった私は、自分のピットインの合図を見落とし、その後も気がつかず周回しあと回しになってしまった・・・。
スタッフの方に進行上ご迷惑をおかけしました。スミマセン・・・
今回私を担当してくださったのは、山口インストラクター。何度もお会いしていましたが、アドバイスを受けるのは、今回が初めてでした。
私の場合、ライン取りはそんなに悪くはないが、バイクまかせで乗っている印象が強い、もっと明確にメリハリをつけるように、とのことでした。他にもここでは書ききれない程たくさんのアドバイスをいただきました。
課題がまた増えた・・・。でもこれが今回のスクールの一番の収穫でした。
午後からは腹くだし!?(腹くだしてどうする(笑))腹ごなしもかねてのコース観察。これは最近になって取り入れられたように思うが、私は前回参加した初級・中級スクールに続き2度目のコース観察であった。ここでは、現役の国際ライダーで活躍されている鶴田主任インストラクターより、コース上を一緒に歩きながら直々にライン取りのレクチャーが受けられる。
コース観察も2度目となると1度目とはまた違う発見があるものだ・・・。
続いてのメニューはノーブレーキライディング。これは、ギヤをまず6速に入れて文字通りブレーキをかけずにサーキットを周回する、というもの。いつもと違うライン取りがポイントとなる。続いて3速固定でのノーブレーキライディング。こちらの方が少し簡単(?)。
これは自分にとって通算6回目(?)のメニューであったが飲み込みの悪い私は、今回始めてこのメニューの趣旨がわかり、要領を得ることができた。(笑)
できるようになると、とっても楽しいメニューであった。
しかし、インストの方々はノーブレーキでも滅法速い。人間技じゃないみたい・・。
続いてはハイスピード急制動。初級・中級スクールでは100km急制動となっているのにテクニカルスクールではスピード制限なしのハイスピード急制動。
これがまた曲者のメニューで最終コーナー出口あたりからフル加速でスタートし、1コーナー手前で急制動で停止する、というものであるが、私は1回目の急制動で腹筋がつってしまい、以後、急制動のたびに、腹筋がつったりつりそうになったりでまるで拷問(笑)のようなメニューであった。
それだけマシンのブレーキが強力に効くということと、腹筋が弱いと満足なブレーキングが出来ないということを身をもって体験できるメニューであった。
最後のメニューは模擬レース。
もうこの時間になるとスタミナ切れ・・・眠い〜。
でも他の受講者は違った。模擬であっても「レース」である。「レースではありません、スタートの後はフリー走行です」のアナウンスも聞こえていないようである。
みなさん、目の色が違う。インストの方々の雰囲気も違う。
日頃、走行会などで一緒になっている受講者の方から「勝負お願いします!」と挑戦状を叩き付けられるが、スタート前のフリー走行でスタミナ切れ、早々にピットインしてしまった・・・
今回のスクールで唯一心残りなのが、この最後の模擬レースにリタイアしてしまったこと。次回はこちらから挑戦状を叩き付けるぐらいにレベルアップ、は無理かもしれないけれどせめてスタミナアップはしておこうと思った次第です。
典型的なリターンライダーの私。
10数年間バイクから遠ざかっていたが、3年前、友人の勧めにより自動車学校で限定解除をし、いまさらレプリカバイクなんて・・・と思い、ゼファー1100かZRX1200Rか迷い、雑誌の「400並みのコンパクトな車体で、初心者や女性にもOK!」とのインプレに惹かれZRX1200Rを購入した。
ところがいざ納車されて乗ってみると、やはり1200、デカイし重いし足もよう着かん、どこが400並や?(笑)
エンジンのパワーもすごいので3500も回せば十分、まるでATのディーゼル車のようなエンジンの使い方しかできない。回すと怖くて・・・
そんな感じで始まった私の第二のバイク人生、とりあえず街乗りやツーリングではそつなく乗れるようにはなったが、どうも「乗りこなしている」という感覚には程遠い。
立ちゴケはするし、Uターンは苦手、峠を攻めるなんてバイクを持て余して無理・・・。
そんな時目にとまったのがKAZEの情報誌の「初級・中級ライディングスクール」の見出し。「これや〜♪」と思って案内をよく読むと「ツナギ着用」とある。ツナギを持っていない私はいったんあきらめ、しばし無為の時を過ごすのであった。
が、どうしても「初級」の文字が気になって仕方がなかった私はついに一大決心でツナギを手に入れ、去年の4月晴れて「初級・中級ライディングスクール」に参加したのであった。
サーキットなんてほとんど走ったことのなかった私であるが、このスクールでいっぺんにサーキット走行の虜になってしまった。
レッドゾーンまで回すエンジン、フルブレーキング、なによりタイヤの端っこまで使えるのが嬉しかった・・・(笑)
公道では絶対に味わえない、自分の持てる能力の全てを出し切って走る快感、他の何ものにも代えられない瞬間。
こうやって私はSPAにはまって行った・・・(笑)
SPAのスクールの合間には皆木インストラクターの主宰する「RSG」の走行会やスクールに参加しています。
今年の4月にはスーパーサンデーフェスタのハイウェイスタークラスでレースデビューを果たしました。今年の目標はスーパーサンデーフェスタ全戦出場です。私がレースに出るなんて1年前では考えられなかったことです。
「テクニカルスクール」なんて余程の熱心な人かレースオタク(失礼!)な人が行くものだと思っていました。まさか自分が参加することになるとは・・・
サーキット未経験者の私がこれまで怪我もなく過ごせたのは、SPAを運営してくださるスタッフの皆様と毎回熱心に指導してくださるインストラクターの方々のおかげだと思います。強いて不満があるとすれば、それは施設面についてですがピットがもう少し広ければ・・・とか、風が強いと雨が降りこむので何かよい方法はないか・・・とか、ピット上の観客スペースに屋根があれば日ざしや雨をしのげるのではないか・・・などとちょっと贅沢な悩みかもしれませんが、より快適なサーキットになるのではないでしょうか。
ふとしたきっかけで40歳を目前にして突如始まった私のサーキットライフ。
今年からは妻が初級・中級スクールにお世話になっています。将来は家族ぐるみでSPAに通うのが私の夢です。
サーキットは峠とは比較にならないぐらい安全です。でも一般道とは異なる危険もあります。
「安全に速く」という一般ライダーとしての命題を胸に、このすばらしい趣味を末永く続けて行きたいと思います。
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