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突然の出会い
ある朝、新聞を取るため玄関を開けた。するとそこに、眼光鋭い厳ついおやじが立っていた。彼は言った、「オフィシャルやらへん?」その男の名は “英ちゃん”
!
その後、何度か会ううちに彼はこんなことを言い出した。それは折しも日本中がワールドカップという祭典に浮かれていた頃だった。
「俺はレース界をワールドカップみたいにしたいんや!」壮大というか無謀というか…、その言葉にほんのちょっとだけ感動した僕は、その夢の∞分の1歩をライダーとして参加させてもらおうじゃないかと思ってしまった…。
レースのイメージ
二十歳の頃に西日本サーキット(美祢サーキット)を走ったことがある。その頃は“二人鷹”“バリバリ伝説”などの漫画が流行り、「速くなければライダーにあらず」と言わんばかり、ましてやレースなんて頭のネジが2,3本外れた奴のすることだと思っていた。
レースに出ると言ったものの、「このドン臭い僕にどうしろって言うんだ…」と悩んでいたら、「何も心配せんでええでぇ、高ちゃんにぴったしのレースがあるんや!俺に任しとき!」と勧められたのが“バトルトラッカー”だった。ちょうど、4ストオフを買うつもりだったので、タイミングもバッチリだった。
そこで再び英ちゃんの登場…「高ちゃんカワサキ買い?この際やからカワサキファンになってや!」そう言えば、シェルパはSLやセローよりもパワーあるし、ライムグリーンもなんかエコロジーな感じするなぁ。なら、ちょっとだけカワサキファンになってあげようか。ってな具合で、マシンも決まった。
レース当日
僕のマシンはスーパーシェルパ(「スーパーが抜けたらあきまへん」by英ちゃん)。マフラーは安いという理由だけでRSV。タイヤは新製品という理由だけでBSのBW。ほぼノーマル。車検もすんなり!
実はこの日、僕は自走で来たのだ。 “かんちゃん”の隣で、細々と保安部品を外し、ガムテープを張っていたら、前日知り合った“紫垣さん”に「こっちにおいでよ」と誘われた。んー何ていい人!こういう触れ合い助け合いもレースのよさだなぁ、と感動する間もなく、スーパーサンデーフェスタ・オータム・バトルトラッカー、予選開始!
予選
エントリーは10台。ママさんライダーもいて和気藹藹。 RtF の人達もニコニコしていい感じ!でも僕の心臓は一万回転、鼓動の度に目ん玉が飛び出そう!美人オフィシャルが「あごひも確認」「エンジンスタート」GO!…あっという間に予選の10分間が終了。結果は、なっ、なんと4位、フロントローゲット!うれしさのあまり友達にメールしまくり電池が切れた、トホホ…
決勝
フロントローはインタビューがある。嬉しいやら恥ずかしいやらにやけっぱなし。
にやけてるうちにシグナルが赤から青へ…スタート失敗!順位を1つ下げる。負けてなるものか〜、アクセル全開!ブラインドコーナーで秦野選手におかま掘りそうになってスローダウン、
Mr.P に差されてしまった!また順位を下げてしまった。

秦野選手、 Mr.P 、僕の三つ巴のデットヒート!しかしこのままの順位で終了。章典外がいたため、順位は5着。最初にしては上出来でしょ。それよりも何よりも、この非日常的な爽快感は何だ、こんな気持ちはちょっと他では味わえない。
他のライダーとの交流も嬉しい。お友達もいっぱい増えた。
感動したぞ!ありがとう英ちゃん!
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