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鶴田竜二テクニカルスクール

テクニカルスクールを終えて

井手 修

平成15年11月1日(土)は月初めと縁起良く、又天候に恵まれ絶好の走行日和の中、鶴田竜二テクニカルスクールが開催された。

 私はこの日を、意気衝天の思いで待ち望んでいた
当年55歳になるKawasaki歴6年のライダーです。

 私は、過去他のサーキットで走行を楽しんでいましたが、そこは高速コーナーが多く、ただ漫然と激走を楽しむには最適ですが、各コーナーを攻略する方法や疑問点等を研究するには、適当なインストラクターもおらず、自己流で克服しなければならないといった難点が多々あった訳です。しかし、SPA直入はコースも比較的短く、短時間で周回し攻略したい場所に容易に到達する事から、自分の運転技術や問題点を繰り返し研究することができ、又コースもS字コーナーが連続するなど、姿勢変化やトラクションの掛け方、フォームの変化等が即結果として現れ、自己のライディングフォームの欠点を改善するにはベストなコースです。

更には、スポーツ走行受付終了後から走行に至るまでの待ち時間を利用し、SPA直入職員のインストラクター(林氏)に質問する時間的余裕があり、その質問に対して分かりやすい説明と納得いく回答でで、即実践することができる等、アットホームで我々の意図に十分適応するサーキットだと感じました。

 以上の様な理由から、私はSPA直入が少々遠方ではありますが、同サーキットの位置する環境に対する満足感と、又同職員の方々のアドバイスによる技能アップ等他では期待できない独特の満足感を得る事が出来る為、日々通い続けている者です。


 さて、本日の鶴田竜二テクニカルスクールの受講者25名は、九州各県はもとより、山口・四国遠くは関東からの参加もあり、これらの参加者の中には、インストラクターを負かす勢いの若きライダーから、私のような走行と雰囲気を楽しむ為の受講者と様々で、楽しく盛大にそしてアットホームに開催されました。

 開会に先立ちインストラクター各人の経歴等の紹介、そして走行にあたっての各注意点等々の説明を受けた訳ですが、会場の雰囲気にやや緊張感を察したのか司会者の余談を交えての話術と準備体操は、硬い身体を和らげ又心を和ませるには十分でした。


 今回、私のスクール参加目的ですが

第1番目は、心身の癒しにあります。
 SPA直入周辺の環境は素晴らしく、いつもながら出入り口少し手前の小高い丘からの景観は、左眼下に全コースを一望し遙か遠くには阿蘇の山並みが壮大にして明瞭に傍観でき、又周辺からはその木立の息遣いが静かに聴こえ、しかもそこから吹く新鮮な微風は身体の各部に深く染み渡り、この時、この場所で、私の目的は略達成された感があり、走る事を忘れさせてしまう程です。
 本来の目的はタイムUPではありますが、やはり年の功とでも言いましょうかその前の準備として、先ず精神的な充実感を確保しておかないと、ガチガチの身体では各動作が鈍くなり、転倒等の要因になると考えて心の充実感を優先させています。

第2の目的は
このような素晴らしい環境の中でアクセルを全開ににし、そのエキゾーストに身体を震わせながら愛車で激走し最高の幸福感を得る事です。その事は私にとってストレスを解消させる為の正に特効薬でもあり、長生きの秘訣だと信じて疑わない次第です。

第3の目的がタイムUPです。
「行雲流水の如く」の心境で挑む事
オーバーFiftyの者がいかに気持ちを先行させても、タイムUPするわけでもなく、あえて危険に近付かずとも綺麗なフォームで気持ちよく、そしてある程度の走りが出来ればベストだと思っているわけですから満足度は十分です。

SPA直入の職員の方々からは、私のこのような目的で走行する心情を理解して頂き、いつも笑顔で助言と指導を賜り感謝している次第です。


 次にテクニカルスクールについての感想ですが、当該スクール全体を通しての感想は、全てがプラスになり今後の走行に生かせる「技」みたいなものを感じ取った事は事実であり技能の向上には確かな手応えを感じました。

今回の受講で非常にプラスになった点と言えば、

*鶴田竜二インストラクターの「巧の技」を間近で直視出来た事です。
 正しいラインと、ラインを外した場合の走行をコース脇から、しかも間近での見取り講義には感動しました。減速そして倒すポイント、マシンの挙動、加速する際のライディングフォーム(加重の掛け方)等、よりリアルに観察出来ました。しかし、あまりにも速く一瞬の間に後ろ姿となり、一つ一つを頭に映像として納める暇が無かった為、もう少し中速か低速での走行が望まれます。

*ノーブレーキライディング
 これは簡単な方法ですが、非常に度胸を必要とする運転操作であり、又スピードに馴れる一つの方法である事も理解できた。各コーナーを確実に時間を掛けて走行し体得する方法としてはベストであり、ただ漫然と走行していた事に対する反省点の一つである。

*コースを徒歩で周回体験
 通常では許されない体験であり、スクールゆえの貴重な体験でした。走行するマシン上からではコースの高低差や各コーナーのカント、広いコース幅の状況、更には縁石の状況又ラインを外れた場合のコース上の異物(砂)等を発見できず徒歩でのみ成果が得られる体験でした。

その他の講義もスクールでのみ体験出来るハイレベルな内容であり、その一つ一つが今後の自分の課題として残った次第です。

次に、今後のテクニカルスクール及びSPA直入に対する個人的な希望を述べさせて頂くならば

@受講生の希望する(攻略したい)コーナーを2個所選定し、前述した方法で数人のインストラクターが高速・中速で各5〜6周走行し見取り講義を実施してほしい。

Aマンツーマン方式をより効果的にするためにインストラクター1人に受講生2名程度にし、もっと集中したきめ細かな個人レッスンとその時間の延長を希望します。

BSPA直入の職員でもあるインストラクター(林氏)によるマンツーマンミニスクールの開設。
日時を指定し時間単位(低料金)で受講できる窓口の開設を希望します。これはSPA直入コースライセンス取得者が走行する際の疑問点を解決する策として、例えばコーナー攻略の方法(マシンの倒し方から目線、レコードラインと追い越すラインの違い、加重の掛け方、加速の位置と体勢等々)を具体的に納得出来るまで説明を求める講義方式からマンツーマン走行へと移行し、その習得した個所をその後のスポーツ走行で体得したい。

以上の3点が私の個人的な要望ですが、特にオーバーFiftyの私にとっては、Bを強く期待したいものです。

最後に、受講生を代表して、鶴田竜二インストラクター及び各インストラクター並びにSPA直入の職員の方々の熱意あるご指導と、細に入るお世話に深く感謝申し上げると共に、より一層のSPA直入のご発展を期待する次第です。有り難うございました。

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