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初級・中級者の為のライディングスクール

初級・中級者の為の
ライディングスクールを終えて

中埜 雅富

 バイク免許を取得して、早31年(年がばれる-笑)。その大半をバイクに乗せられてきた。
その長〜い年月の間に、スピード違反で検挙も数回。
そのたびに、「そんなに速く走りたいならサーキットに行け。」と、何度と無く言われたが、そんなことはすっかり忘れていた。


 10数年前からツーリングクラブに所属し一生懸命走ってきた(つもり)。
メンバーが新しいバイクに乗り換える中、ずっと乗り続けるぞっと心に誓っていたその当時の愛車は、GS750Gというマイナーなバイクではある。しかし、ただでさえ技術の無い私が最新のバイクについていける訳がない。金欠病(笑)の私は、ロードバイクを買うことができずにOff Roadバイクを購入。
「軽い!」の一言。しかも速い(峠だけ)。
2〜3年そのバイクを乗ってきたが、私が師と仰ぐ「O氏」が、完全に乗りこなしている。バイクが可愛そうだよ。と言われ、現在のバイクに乗り替えることととなる。

 この最新バイクのすごいこと。突然、運転技術が上達したように思わず勘違いしてしまう。
素人ながらバイクの進化に驚かされる。しかし、ここでまたもや問題発生。
昔と同じように、『バイクに乗せられている。』ということをひしひしと感じてしまう。 
それから、いろいろなライディングスクールに参加してみるものの、「これって、なんの役に立つの?」と思いつつ通い続ける。はたして、公道での走りが安全でスムーズな物に変わったのかどうか自分では判らない。悩んでいるところに、SPA直入の『初級・中級者の為のライディングスクール』を、HP上で発見。「これだ!」と思い、その日の内に受講申し込みを発送。申し込んで3ヶ月。


いよいよ、その日がやってくる。
天気予報がめまぐるしく変わる中、何とか「晴れ」となるようだ。
「これはさい先いいぞ。」っと、心の中で思わずガッツポーズ。(爆)
 トランポで行きたかったが、前日にタイヤを交換したばかり。
一皮むきたいために、自走で行くことにした。心躍らせながら、朝5時に自宅を出発。
途中、湯布院あたりから路面が濡れている。薄暗い空を見上げると雲が一面に。
「天気予報がはずれたか。」と思いながら、予定通り7時30分に到着。無事受付を済ませる頃には、すっかり晴れてきた。
風が強いことを除けば、「良いんでないの。」と胸をなで下ろす。

 さて、受講開始。まず、イントラのレクチャーから。「バイクに乗ることは、スポーツだ!」
うん、それは、ライディングテクニックを情報収集するときにすでにインプット済み。
それぐらい知ってるさ。しかし、その先が違う。

 言われてみれば当たり前なんだけど、「スポーツって、反復練習するでしょう。」
我々(イントラ)とあなた達(受講者)の違いは、「反復練習つまり、『バイクに乗ってる時間』が圧倒的に違う。」
そりゃそうだよな。一日二日で上達するなら、私の下手なバイク乗りはいないじゃないか。
情報収集ばかりして、頭でっかちになっていた自分を反省。
よく言うじゃないか、「習うより慣れろ!」って。

 さて、待ちに待ったサーキット走行だ。
タイヤを暖めた後、『先導走行』下手な私は、なんとしてもイントラの後ろを走らなければ。
何故って?ラインが判らないんです。(恥)
時速80km程度にもかかわらず、トレース出来ない。
「反復あるのみ。」と、自分に激をとばす。
初めての参加と言うことで、8の字・スラローム・急制動。
これは、某スクールでの『反復練習』のおかげで、我ながらかっこよく決めた。(笑)
あっという間に半日が終わり、昼食。
日頃は昼食をとらないのだが、頭だけはスポーツしたつもりなのだろう、脳が「食事せよ。」と命令を下す。


 ゆっくりと休養した後、サーキット走行再開。
いよいよ、『マン・ツー・マン』レクチャーの開始だ。と言っても、何を聞いたらいいのか?(爆)
 まず、後ろを走ってもらう。次に、タンデム走行。もちろん私が、タンデムシート。
私のタンデムシートになんか、恐くて乗れるわけないか。(笑)
 私の走りは、全く『メリハリ』がない。
「加速するところは、思い切り加速。減速するところは、しっかりと減速。コーナーの旋回スピードを高くする走りは、何時か飛んでいきますよ。」だって。
頭では判るのだが、基本となるスピードが速いので『恐いのだ。』
これこそ、『反復練習』で慣れるしかない。いや、『反復練習』すると慣れてくるのだ。と、自分に言い聞かす。

 タンデムで感じた事。
今流行の「なんでだろ〜」ではないが、林インストラクターのバイクは、私のように寝ていない。
『なぜ?』倒し込んでないはずはないのだけれど、倒し込んでいるように感じないのは何故だろう。
 メリハリも「凄い」の一言。
タンデムバーを握る腕が、悲鳴をあげる。
バイクの加速減速に、耐えられないのだ。
もっと驚きは、イントラの体が全く動いていない。
あれだけの加減速をしているにもかかわらず、微動だにしないのである。
私とは全く違う事が判っただけでも、受講した意味があったと思う。

 初めてのサーキット走行で、100周以上走ったのだが。自分でも変化が判ることが一つだけある。
第一コーナーに入っていくときのブレーキポイントが、より奥に成っている。
スピード自体はそんなに変わらないと思うが、確実に短い距離で減速をしているのである。
まだ、ブレーキの限界は判らないけれど、公道で遭遇するいろいろな突然に対してのブレーキ。
いわゆるパニックブレーキにも余裕ができ、転倒することなくブレーキがかけられるのではないだろうか。


 スクールを通して感じたことは、非常に親しみやすいスクールだと言うこと。
スパルタではないので、上手になりたければ走り、疲れたら休みなさい。
個人個人で、能力が違うのだから『マイペース』で。そして、何も気兼ねすることなく『聞きたいときに聞きたいことをレクチャーしてもらえる。』と言うこと。
 そしてとっても大事なことは、格安で一日中サーキットを独り占めできると言うこ
と。これは、『反復練習』するしかない。いや、『反復練習』出来る環境なんだと。
今日一日楽しく走れたことをSPA直入に感謝し、次回への参加を決意する。

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